前回のページまでは下眼瞼下制という施術に関する基本的な情報をお伝えしてきました。下眼瞼下制という施術は眼窩下垂という病状に対して実施される治療法ですが、この治療法が広く認知されるまでには長い時間が必要でした。それは眼窩下垂という症状が、まずはおでこのシワという美容上の問題として表出し、その治療家庭の中で診断されるからです。眼窩下垂には健康保険が適用されるのですが、そのことも知らない人が多いのも眼窩下垂のこの特殊な病状が要因となっていることが考えられます。それでは今回のページでは、下眼瞼下制という施術法について、どういったクリニックでの治療を受けるのが望ましいのかについて詳しく解説していきたいと思っています。
下眼瞼下制を必要とする患者はまず間違いなく眼窩下垂を患っていますが、その症状としてまず自覚されるのは「おでこのシワ」です。実際に多くの患者がおでこのシワの治療と称して美容整形クリニックのドアを叩き、眼窩下垂との診断を受けています。
おでこのシワが気になる、というのは実際には病状ではありません。どちらかというと美容上の問題と言えるでしょう。見た目だけの問題で治療を受けるのであれば、それは美容クリニックで治療を受けるのが最も適切な方法です。ですが眼窩下垂はシワだけの問題にとどまりません。ですから美容外科だけの問題ではなく、機能上の問題と捉えることができます。そのような要因によって眼窩下垂には保険によって治療が行われます。下眼瞼下制を受けることによって、シワだけではなく様々な問題が解決することからも、治療の必要性を理解することができるでしょう。
眼窩下垂になると、おでこにシワが寄るように、そこに対して大きな負荷がかかります。それはおでこを中心とした緊張状態が持続することを意味しています。そのような緊張状態が長期間持続することで肩凝りや首凝りが起こってきます。下眼瞼下制を受けることでそれらの問題は改善されます。
次回のページでは下眼瞼下制を受けることで眼窩下垂の問題がどのように改善していくのかについて、治療の内容についても触れながら、下眼瞼下制の効果に対してスポットを当てて詳しく解説していきたいと思っています。