前回のページでは下眼瞼下制という治療法について、どういったメリットが期待できるのかについて詳しく解説しました。下眼瞼下制は眼窩下垂という病気に対して行われる治療法で、意外なことに健康保険が適用されます。眼窩下垂というと、目もとがたるんでしまうだけで美容上の問題なので、美容クリニックでの施術を受ける必要があると誰もが思いがちですが、実際には眼窩下垂は保険の適用が為される一般の形成外科での治療を受けられます。そのあたりについてはきちんと理解している人もまだまだ少ないのが現状です。そこで今回のページでは下眼瞼下制の施術を受けるためにどのような準備をすれば良いのかについて詳しく解説していきたいと思っています。
下眼瞼下制を受ける必要があるかどうかは、最終的には医師からの診断書が必要です。ですからまずは眼窩下垂の診断を受けに行く必要があります。眼窩下垂とは瞼を支える筋肉の力が弱まることで眼の開きが悪くなる病気です。そして実はこの筋肉は、瞼を支えているだけではなく、自律神経に繋がる筋肉ともつながっています。ですから自律神経を刺激することで、脳の血流の働きにも影響しています。つまり眼窩下垂になるということは脳の血流の低下や、そのことによる頭痛や自律神経失調症といった様々な問題を引き起こす原因であると考えられます。
おでこのシワは女性にとってはとても気になる問題です。おでこにシワができるのは、男性、女性の区別なく、加齢によって誰にでも起きてきます。ですが眼窩下垂によるシワはそのような自然な加齢でできるシワとは明らかに異なるシワです。ある日いきなりシワが深くなったという人は、下眼瞼下制で治療する必要があるかもしれません。
これまでにシワが気になったことがあるという人は多いかと思います。誰でも歳を取りますし、歳を取るほどにシワはどうしてもできてきます。そのシワに対して下眼瞼下制による治療が必要かどうかは、専門家による診断が必要となってきます。
年齢を重ねると多くの女性が気にし始めるおでこのシワに対して、下眼瞼下制による治療が必要なのかどうか、気になるという方も多いのではないでしょうか。次回のページでは下眼瞼下制による治療が必要かどうかを見極める方法についてお伝えしていきましょう。